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パッチ(ウエスト裏)完全ガイド|本革・Jacron・Two Horse Brandで年代判定

パッチ本革パッチJacronTwo Horse Brand1954年

公開:2026.04.15 更新:2026.05.24

バックパッチとは

バックパッチ(ウエスト裏パッチ)はリーバイスのジーンズ後ろウエストバンドに縫い付けられた長方形のラベルです。「Two Horse Brand」(二頭の馬が左右からジーンズを引っ張るデザイン)が印刷または刻印されており、ブランドの象徴的なパーツのひとつです。このパッチの素材は年代によって変化しており、素材を確認するだけで大まかな年代判定ができます。パッチの状態(文字の鮮明さ・素材の保存状態)はヴィンテージLevi'sの価値評価においても重要な指標です。パッチの読み方・素材判定・年代判定を理解することで、鑑定精度を大幅に向上させることができます。

本革パッチ(1954年以前)

本革パッチは1954年以前のLevi'sに使用された最も古い仕様です。本物の動物皮革で作られており、現存する個体では革の劣化・剥離・硬化が見られることが多いです。確認ポイント:表面が革特有のテクスチャーを持つ。折り曲げると革の弾力・硬さが感じられる。革の端が自然に割れているまたは表面がひび割れている場合がある。「LEVI STRAUSS & CO. SAN FRANCISCO, CAL」のテキストと二頭の馬のデザインが刻印または印刷されている。本革パッチは1954年頃にJacronパッチに変更されました。本革パッチが確認できれば1954年以前の可能性が高く、Big Eタブ・ケアラベルなし・セルビッジと組み合わせれば1950年代前半の超希少品と判定できます。

Jacronパッチ(1954〜1980年代)

Jacron(ジャクロン)パッチは本革に代わって1954年頃から導入された革風ボール紙素材のパッチです。本革より安価で製造が容易でしたが、水濡れに弱く劣化しやすいという欠点がありました。確認ポイント:折り曲げると割れる(紙・ボール紙に近い硬さ)。表面は革調だが裏面が紙質(糊の跡が見える場合あり)。Jacronパッチの年代判定:初期Jacron(1954〜1962年)→「EVERY GARMENT GUARANTEED」スローガンあり。後期Jacron(1962年〜)→スローガン廃止。この「EVERY GARMENT GUARANTEED」の有無で1962年前後を判定できます。1954年〜1962年のJacronパッチ+Big Eタブ+ケアラベルなし+セルビッジが揃えば1950年代後半〜1960年代前半として高評価されます。

合皮・現代パッチ(1980年代〜)

1980年代以降、パッチ素材はより耐久性の高い合成皮革(PU・合皮)に変更されました。確認ポイント:折り曲げても割れない柔軟性がある。表面は革調だが触ると合成素材特有の均一な質感がある。裏面が布製のことが多い。現代の合皮パッチはJacronパッチより耐久性が高く、状態の良い個体が多いです。ただしヴィンテージ価値の観点では本革パッチ→Jacronパッチ→合皮パッチの順に希少性・価値が高くなります。パッチだけで年代を断定するのは難しい場合もあるため、赤タブ・ケアラベル・ジッパーなど他のポイントと組み合わせての判定が基本です。

パッチの状態評価と撮影方法

パッチの状態評価は価値判定の重要な要素です。良好:テキストが鮮明に読める・素材の劣化が少ない・剥離なし。普通:テキストは読めるが褪色あり・軽微な劣化。不良:テキストが読めない・大きな剥離・欠損。本革パッチは経年で自然に劣化するため、状態が良好な個体は特に珍しいとされます。撮影のコツ:パッチ全体が画面に収まるよう正面から撮影する。テキストが読めるよう明るい場所で撮影する(フラッシュは反射で見えにくくなる場合あり)。Jacronパッチは折り曲げると割れるため、無理に変形させないよう注意してください。両手でジーンズのウエストバンドを広げてパッチを平らにした状態で撮影すると鮮明に写ります。

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