ポイント別
ケアラベルはヴィンテージリーバイス年代判定において最も法的根拠のある指標です。1971年7月にアメリカ連邦取引委員会(FTC)が施行した「Care Labeling Rule」により、アメリカで販売されるすべての衣類に洗濯表示の記載が義務付けられました。この法律は現在も有効であるため、ケアラベルの有無だけで1971年を確実に判断できます。さらにケアラベルの内容(言語数・絵記号・日付コード・ロゴ)を読み解くことで、年代を10年単位で絞り込むことも可能です。赤タブと組み合わせれば多くの場合5〜10年単位の精密な判定ができます。
ケアラベルが義務化される前後の移行期(1968〜1972年頃)、リーバイスはポケットの袋(内布)の内側に洗濯方法を直接プリントしていました。これは法的義務化前に自主的にケア情報を提供していた証拠です。ポケット袋内側に「WASH WARM」「TUMBLE DRY」などの英語が印刷されており、外から見えない部分に記載されています。この仕様はその後のラベルタグ方式に移行したため、ポケット袋内印刷=1968〜1972年頃の移行期モデルという判定ができます。Big Eタブと組み合わされば1968〜1971年のBig E末期として特定できる可能性があります。
1973年から1983年頃にかけて、リーバイスは左側縫い目付近に小さな紙製ケアラベルを使用しました。このラベルには数字コードが記載されており、読み解くことで型番・製造月・製造年・工場が特定できます。読み方:赤丸の数字=型番(例:501)・青丸の数字=製造月(1〜12月)・黄丸の数字=製造年(1桁)・緑丸の数字=工場コード(ボタン裏刻印と一致)。製造年1桁の解釈:セルビッジ+シングルステッチ→1970年代・セルビッジ+チェーンステッチ→1983年前後・非セルビッジ→1990年代。またケアラベルの先頭行に「SF 207」とある場合は1971〜1978年の製品です。
1986年以降のケアラベルにはリーバイスのバットウィング(こうもり型)ロゴが印刷されるようになりました。バットウィングロゴ付きケアラベル=1986年以降確定という判定ができます。また「Care on Reverse(裏面参照)」という表記が入っているケアラベルは1992年以前の製品です。これら二つの指標を組み合わせると、バットウィングロゴあり+Care on Reverse表記あり=1986〜1992年という精密な判定が可能になります。セルビッジなし(1981年以降)・バットウィングロゴあり(1986年以降)・Care on Reverse(1992年以前)の三点が揃えば1986〜1992年と絞り込めます。
1984年頃から3桁の日付コードがケアラベルに記載されるようになりました。例:「127」=1987年12月(最初の1〜2桁が月・最後の1桁が年の下1桁)。1993年以降は4桁の日付コードに変更されました。例:「1295」=1995年12月(最初の2桁が月・最後の2桁が年)。バーコードやQRコードが付いているケアラベルは1990年代以降の製品です。「MADE IN USA」の表記がケアラベルにある場合は2002年以前(バレンシア工場閉鎖)。「www.levi.com」などのURLが記載されていれば2000年代以降確定です。これらのコードを読み解けば、ケアラベル単体でも±2〜3年の精度で年代判定できます。
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