型番別
501XXとは1954年頃以前に製造されたリーバイス501の最初期モデルを指す呼称です。「XX」はリーバイスが使用していた最高品質デニム(ダブルXデニム)を意味する内部品番で、現在ではコレクター価値の高いモデルを指す用語として定着しています。501XXはヴィンテージ市場において最高峰の存在で、良好なコンディションの個体は数十万円〜数百万円以上で取引されることがあります。現存数が極めて少ないため、真の501XXに出会える機会は非常に限られています。501XXを見分けるには赤タブ・ケアラベル・ジッパー・リベット・パッチ・アルキュエートステッチの複数ポイントを組み合わせて判断することが不可欠です。
1942年以前の501XXは最高水準のディテールが揃います。本革パッチ(Two Horse Brand)・露出したバックポケットリベット(1937年以前)またはバックポケット隠しリベット(1937〜1937年頃)・クロッチリベット(股部分の金属鋲・1937年以前)・ベルトループ+シンチバック(1922〜1937年)・アルキュエートステッチ(オレンジ糸・高SPI)が特徴です。リベットには「crowned arrow(王冠矢印)」刻印や「L.S. & Co. S.F. Cal.」刻印が見られます。ジッパーフライの関連モデル(505前身等)ではScovill・Conmar・Eagleジッパーが確認できます。
第二次世界大戦中のS501XX(S=Simplified)は金属節約のため多くのディテールが簡略化されました。最大の特徴はアルキュエートステッチが縫製ではなく塗装(オレンジペイント)に変わっている点です。現在ではほとんどのペイントが落ちており、バックポケットが無地に見えます。クロッチリベット・コインポケットリベット・シンチバックが省略されています。鉄製リベット(銅の代替)が使われているものもあります。「ローレルリーフ」模様のドーナツ型ボタンが特徴的です。WWII期S501XXは良好なコンディションであれば$6,000以上の価値があるとされ、超希少品として扱われます。
1947〜1954年の501XXはWWII前の仕様が復活した時代です。アルキュエートステッチが縫製に戻り本革パッチが継続されます。バックポケットには隠しリベット(1937〜1964年)が付き、赤タブは両面大文字Big Eです。アルキュエートはオレンジ糸でSPI10〜11と高く、やや不均一な機械特性が見られます。リベットは銅製で凸文字(1960年代以前)です。この時代の個体はコレクターから「Post-war 501XX」と呼ばれ、本革パッチ・Big Eタブ・ケアラベルなし・セルビッジの四点が揃えば最高評価を受けます。
1955年頃から本革パッチがJacron(革風ボール紙)に変更されましたが、「Every Garment Guaranteed」スローガンが継続し、Big Eタブ・ケアラベルなし・セルビッジデニムは変わりません。1962年に「Every Garment Guaranteed」が廃止され501XX時代が幕を閉じます。品番上のXXサフィックスはこの時代も継続しており、コレクターは「Late XX」として区別することがあります。TALON 42ジッパー(505等)・Big Eタブ・Jacronパッチの組み合わせが典型的なディテールです。
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